病院での検査と治療方法



五十肩の治療を行う場合、
まず病院を受診することから始めましょう。

なぜかと言うと、
五十肩に似た五十肩ではない病気の場合もありますし、
五十肩の陰に潜んでいる病期がある可能性が
ゼロではないからです。



どこで検査すればいい?

受診するのは整形外科です。

病院の中には五十肩外来を併設しているところもありますから、
お住まいの近くにそういった病院があれば受診してみるといいでしょう。

五十肩は一年程度で自然治癒する病気です。

五十肩の検査

病院では問診と触診を行った上で「可動域の検査」をします。

〇問診にて
どういった症状が出ているのかを医師に伝えることは大切ですから、
病院に行く前に出ている症状をメモしていくといいかもしれません。

〇触診
痛みが出ている箇所などを触る・圧迫をするなどして触診をします。
あなたが五十肩と思い込んでいても違う病気であることもあります。

〇可動域の検査
五十肩である場合、腕や肩が動く範囲「運動制限」があります。
問診・触診の段階で五十肩の診断が出た場合にこの検査が行われます。

他にはX線写真による検査、局所麻酔薬、MRI、超音波を使った検査を行う時もあります。

五十肩の治療

五十肩の治療の基本はあくまで「リハビリ」です。

治療法は症状によって変わります。

〇急性期(痛みが強い期間)
内服薬、注射、座薬を使った治療。
痛みをとってからリハビリを行います。

〇拘縮している場合

脱臼後もしくは骨折後の拘縮を起こしていたり、
糖尿病が原因で発症した五十肩の場合はリハビリだけでは治癒できません。

「関節鏡手術」という手術の必要があります。

※拘縮とは?

関節が硬くなって動きが非常に悪くなる状態


五十肩は自然治癒すると言われていますが、
「拘縮(こうしゅく)」が残っているケースがよくあるのです。

この場合は改善に時間がかかりますし、
前述の通り手術の可能性さえ出てきますから、
病院でしっかりと治療を終えておきましょう。



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