五十肩を治したい!



ここでは、五十肩の原因や症状はもちろん
ストレッチ・マッサージ・ツボ・漢方を使った
治し方や改善法などを詳しく紹介しています。

五十肩を治したい方に
是非とも読んでいただきたい情報が満載です!



五十肩とは?

五十肩とは肩の慢性的な炎症の総称です。
「凍結肩」「肩関節周囲炎」「疼痛性肩関節制動症」などが五十肩の具体的な病名です。

五十肩は突然発症するものではなく、
腕を肩から上に上げる動作を繰り返していくうちに五十肩になっていきます。

五十肩になってもすぐに症状に気がつく方は少なく、
着替えや洗濯を干す時に腕に違和感を感じてはじめて五十肩に気づくケースが多いのです。

五十肩という名称だけに加齢によるところの大きい症状ですが、
最近では若い世代の方でも五十肩を発症する方が増えてきています。


⇒五十肩とは?

五十肩の原因

五十肩の原因は医学的ははっきりとしていません。

「女性ホルモンによるもの」
「肩関節の炎症による組織癒着」
「肩のケガをした時のケアがきちんとできていなかった」

などの説がありますが、
実際的には肩関節周囲炎が原因であると診断されることがほとんどのようです。

もっと細かく五十肩を分類すると肩関節周囲炎が広義の五十肩で
癒着性肩関節炎(凍結肩)が狭義の五十肩という分け方になっています。


⇒五十肩の原因

五十肩の痛み・症状

洗濯を干そうとしたり、電車でつり革を持とうとするなど手を上に上げる動作に伴って
「違和感」を感じるようになります。

腕をねじったりエプロンを結ぶ、といった動作でも肩や腕に違和感があります。
また、作業をした後に「だるさ」も出てくるようになります。

これは五十肩の初期段階の症状だとされていますが、五十肩ではない可能性もあります。


⇒五十肩の痛み・症状

五十肩の治療法・治し方

◆整形外科で治療する
五十肩には「痙縮期」「拘縮期」「回復期」がありますから、
その病期に合わせた治療法を病院では行ないます。

〇「痙縮期」
腱や筋に炎症が起きて痛みがありますから、痛みを緩和する治療法がとられます。

・安静、保温
・薬物療法
・注射
・理学療法
・運動療法

〇「拘縮期」
関節拘縮が主な症状の時期です。
痛みは治まっています。

・保温
・運動療法
・薬物療法
・パンピング
・理学療法
・授動術


◆整体で治療する
〇炎症している期間の治療
・生活指導
・アイシング(炎症を抑える)

※炎症が起きている時期には「引っ張る」など整体が得意とする治療ができない時期です。

〇炎症が治まっている時期
整体治療をしっかり行う期間です。

※病院での治療で痛みが治まり、限局的に痛みが出る期間ですので、
整体ではその痛みを治療してくれます。


◆針治療で改善する
炎症を起こしている期間は基本的に治療を行いませんが、
問診などを行い患者さんの同意が得られた場合にのみ治療を行うようです。

詳しくは治療院に行って尋ねてみてください。


上記の他にツボ押しや漢方で行う五十肩の治し方もあります。
ただ五十肩ではない場合もありますし、
間違った治療を行えば改善に余計に時間を要することもあります。

ですからまずは整形外科を受診することから始めましょう。


⇒五十肩の治療法・治し方

病院での検査と治療方法

病院では問診と触診を行った上で「可動域の検査」をします。

〇問診にて
どういった症状が出ているのかを医師に伝えることは大切ですから、
病院に行く前に出ている症状をメモしていくといいかもしれません。

〇触診
痛みが出ている箇所などを触る・圧迫をするなどして触診をします。
あなたが五十肩と思い込んでいても違う病気であることもあります。

〇可動域の検査
五十肩である場合、腕や肩が動く範囲「運動制限」があります。
問診・触診の段階で五十肩の診断が出た場合にこの検査が行われます。

他にはX線写真による検査、局所麻酔薬、MRI、超音波を使った検査を行う時もあります。


⇒病院での検査と治療方法

五十肩体操・ストレッチ

1:長めのタオルを用意してください。
2:手を後ろに持っていきます。
3:そして痛みが出ていない方の手でタオルを持ちます。
4:次に痛みが出ている方の手でタオルの端を持ち、上に引っ張り上げます。

この動作を繰り返します。
一回に長くても5分くらいで十分です。
一日に3回程度気がついた時に行ってもいいですし、
できればお風呂上がりの体が温まっている時に行ってもいいでしょう。


五十肩を防ぐ為の体操やストレッチは自分のペースで少しづつ回数を増やす、
といったイメージで毎日続けましょう。

五十肩の為の体操は肩の動きを取り戻して、痛みを無くすことが目的のものです。


人間の体はすべて筋肉の収縮で「動作」ができるようになっています。
筋肉は柔軟性や弾力性を持つゴムのようなものです。
これは年を重ねても鍛えることが可能です。

生涯健康を維持する為に、生活の中に運動は欠かせません。


⇒五十肩体操・ストレッチ

温泉で五十肩を改善

◆北海道
洞爺湖温泉、層雲峡温泉、ニセコひらふ、ウトロ温泉

◆青森県

百沢温泉

◆岩手県

遠刈田温泉

◆秋田県

秋田温泉

◆山形県

蔵王温泉

◆福島県

土湯温泉、いわき湯本温泉

◆茨城県

平潟港温泉、磯原海岸

◆栃木県

新湯温泉

◆群馬県

草津温泉

◆神奈川県

奥湯河原温泉

◆長野県

白馬五竜、白馬神城、浅間温泉、上諏訪温泉

◆新潟県

赤倉温泉、月岡温泉、岩室温泉、越後湯沢温泉

◆兵庫県

城崎温泉

◆広島県

宮浜温泉

◆愛媛県

道後温泉

◆福岡県

原鶴温泉

◆大分県

別府温泉

◆宮崎県

青島温泉

◆鹿児島県
指宿温泉

五十肩は加齢によるものや手の酷使、といったような原因もありますが、
実は精神的ストレスも大きく関与している疾患なのです。

温泉の効果・効能はもちろんですがやはりお湯にゆったりと浸かっていると
リラクゼーション効果が生まれます。

ですから、時間をつくって五十肩の改善を兼ねた温泉旅行もいいかもしれませんね。


⇒温泉で五十肩を改善

マッサージで五十肩を改善

マッサージが五十肩に効果的ではない、という説があります。
これはマッサージ自体に問題があるのではなく、マッサージ師の技量によるようです。

ツボ押しでも痛みが出ている時は、あまり強く押さない方がいいですよね。
これは刺激を与えすぎることによって、かえって炎症がひどくなって痛みが出る場合があるからです。

マッサージについても同じことが言えるでしょう。

もし技術も知識もないマッサージ師に
、五十肩に対してマッサージを施してもらった場合には
五十肩の症状が改善されるどころか悪化してしまうケースがあります。

しかし技術も知識もしっかりと持っているマッサージ師であれば問題はありません。
筋肉の拘縮をちゃんと読み取って効果が出るマッサージを行ってくれるからです。

この技量を持っているかどうか?
口コミや評判でそういった治療院を探すしか方法は無いかもしれませんね。

やはり体に異変が出ている場合にはまず原因特定からです。
五十肩に似ていても五十肩ではない重大な病気が影響して痛みが出ている場合があるからです。

整形外科を受診してそして五十肩と診断されてはじめて、
病院の治療に並行して行えるマッサージやなどの治療法を行いましょう。


⇒マッサージで五十肩を改善

漢方で五十肩を改善

五十肩は急性期(痛みがある時期)や中期・回復期など段階があります。
漢方ではこの「段階」によって薬を使い分けて症状を改善させます。

◆急性期
鎮痛消炎を主とする薬方を用います。

◆中期・回復期
血行改善、痛みを和らげる薬方または腎の衰えを改善する薬方を用いて治療します。

◆使われる生薬
杏仁、細辛、牛膝、杜仲、寄生、独活、天南星、乾姜、半夏、
茯苓、陳皮、附子、白朮、甘草、芍薬、葛根、
麻黄、生姜、大棗、桂枝など。


漢方治療においては西洋医学と違って、病名から治療を行う方法をとっていません。
個人の病気の症状、レベル、体質、体力などすべてを考慮した上で薬を処方していきます。


ですから漢方で病気を改善したい場合には、
熟練した薬剤師に相談して漢方を服用するといいと思います。

相談だけであれば無料で行っている薬局も全国に多々ありますから、
インターネットで検索してみるといいかもしれません。

ただ漢方だけを盲信しても結果が出づらい場合もあります。
病院受診をして「なぜ肩に痛みが出ているのか?」
あなたのその痛みの原因をはっきりさせてから、
漢方薬を服用しても遅くはないと思います。


⇒漢方で五十肩を改善

五十肩に効くツボ

・手術の後
・発熱している時
・サウナに入った後
・お酒を飲んでいる時
・飲食の後30糞程度
・ツボのまわりにやけどやケガがある場合
・妊娠中


以上が五十肩に効くツボ押しについての情報です。

ただ、体調によって何かトラブルが起きたりすることもありますから
ツボ押しは国家資格のあるところで十分問診をした上で治療をした方がいいかもしれません。

もちろん強い痛みが出ていれば、病院に行くことが先決です。

ツボの場所や部分などは、以下のリンクからお読みください。


⇒五十肩に効くツボ

五十肩の病期について・・・

◆痙縮期
痙縮期には患部が炎症を起こして強い痛みが出ています。
ですからまずは痛みを緩和させる治療が行われます。

入浴などでゆっくりと体を温め、そして安静を保ちます。
これに加えて薬物療法や注射を打ち、
拘縮を防ぐ為に早い時期から運動療法を取り入れていきます。
(冷やして痛みを取った後に温めて血行改善していきます。)

※拘縮とは?
関節のまわりの組織が伸縮性を失って硬くなる為に関節の動きがスムーズではなくなることです。

◆拘縮期
痛みは緩和されていますが、関節が硬くなってしまっています。
ですから、保温・薬物療法・運動療法を継続して行っていきながら、
理学療法・授動術・パンピングも取り入れます。

◆回復期
個人差はありますが、3ヶ月〜半年程度で腕が徐々に動くようになってきます。
痛みが感じられなくなっていることもありますが、
癒着が原因の運動制限を残さない為に、自分のペースで運動を始めることが肝要です。

五十肩は炎症が起きている間の痛みも辛いものですが、
痛みが引いてからのリハビリも非常に大切です。


⇒五十肩の病期について・・・



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